「前はよくやってたなぁ・・・」会話でひんぱんに使える、便利な表現
会話でヘビーユース
「昔、〇〇によく行ってたなあ」「前は〇〇をよくやってたんだけどね」
こんなセリフは日本語でも会話の中でよく使いますよね。英語でも会話がはずみますからこんな表現を使って自分のことを伝えてみませんか。
- used to ~
- would ~
を使います。英語の説明の前に、ここで訳すセリフのニュアンスについてみてみましょう。
かんたんにイメージをつかもう
英文法の本などでは、こうした表現は「過去の習慣」として説明されています。習慣、という言葉があるのでちょっとだけ引きずられてしまうかもしれませんが、習慣じゃなくても全然つかえます。たとえば過去に2-3回やったことがあるだけでも。
実際、日本語でも同じかなと思います。「ああ、あの店なくなっちゃったの?昔よく行ってたんだけどなあ、、」という場合、別に習慣的に毎週とか毎月とか行ったわけでなくても、2-3回行っただけでもこんな言い方しますよね。
日本語と英語のイメージとかニュアンスは、異なることもあり、似ていることもあり、ですが、今回は似ているケースです。ですから、「前は~してたなぁ」「小さい時はあの公園でよく遊んだなあ」と同じイメージだと思ってオッケーです。
Used to よく~していた
では、英語で表現してみましょう。
- I used to use that parking lot when I was attending that English school several years ago.
- 数年前あの英語学校に通っていた時、そこの駐車場をよく使っていました。
- I used to do some volunteer work with my school friends once a month.
- 毎月一度、学校の友達とボランティア活動をしていました。
- We used to go and have a drink at that bar on my way home.
- 帰り道、よくあのバーに立ち寄って一杯飲んでいたなぁ。
- They used to come and help us though, now we hardly see them.
- 前はよく来て手伝ってくれていたんだけれど、今ではほとんど見かけなくなったなあ。
- I used to play tennis very often but I stopped doing it due to a knee injury.
- 昔はテニスをよくやっていたんだけど、膝を痛めてから止めてしまったんだ。
used to + 原型であっという間にできますね。これさえあればOKです。
Would よく~していた
Would は様々な場面で登場します。色々な意味に変身しますので苦手な方も多いかもしれません。ここではごく簡単に、Wouldを使っても「過去の習慣」を表すことができるよというお話だけシェアします。used to との違いは、アクション自体に焦点があり、そのアクションに継続性があると言えると思います。
- When I was 5 years old, I really loved Manga. I would read it for hours and hours until someone stopped me.
- 5歳のころ漫画が大好きで、放っておけば何時間でも読み続けていました。
- When we were living in a rural area, we would hear lovely sound of birds in the morning.
- 私たちが田舎に住んでいたころ、朝はかわいい鳥の声が聞こえたものです。(いつも聞こえていた)
used to でも間違いではないですが、would にはこのようなニュアンスの違いがあります。used to で使ったような動詞(use, go, play, come) 等に比べると、動詞自体に継続性がありますね。
まとめ
used to + 現在形をつければ簡単にできます。Would も使えますね。ぜひ使ってみて下さい。
過去の習慣を伝えるために単純に過去形を使ってしまう方をよく見かけます(耳にします)。通じなくはないです。でも、過去形を使うとたった一回やったというように伝わったりします。時間幅がでないので「殺風景な表現」になりがちです。せっかく自分のことを共有するのですから、生き生きとした表現、広がりのある表現をしてみませんか。used to を使った方が表現がぐんと豊かになりますよ。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。