英語がぜったい上達しない人の特徴 もったいな~い!Mottainai!
英語が上達しない人の特徴
今日はちょっと残念なトピックですが、「このままの姿勢だと、この人はぜったいに英語がうまくならないだろうな」と思う人の特徴をあげてみたいと思います。下記のような方にたまにお会いしますが、非常にもったいないなと思うのであえてシェアしたいと思います。なぜなら、英語を話せるようになりたいと思っている人には英語ができるようになってほしいからです。
① 英語を勉強だと思っているひと
もちろん勉強です。勉強なんですが、受験勉強のような詰め込み勉強だと思っているひとは英語がぜんぜん上達しません。ある程度はいけると思いますが、ニュアンスをつかんだり、本当のコミュニケーションをとるというレベルには行かないと思います。
どの赤ちゃんも大きくなるにつれて言葉をしゃべるようになります。語学は勉強ではないので、必要な暗記事項などあるものの、英語を受験勉強のようにとらえていたらただのモールス信号的なものになってしまいます。英語は文化の一部です。文化としてとらえないと習得できないと思います。
英語は文化
② 自分は勉強ができると思っているひと
国語も数学も物理も化学もぜんぶ自分で勉強して理解できた。英語もわかるはず、自分はできるはず、と思っているひと。それは素晴らしい能力ではありますが、上に書いたとおり英語は勉強ではないので、勉強ができるからといって英語はできるようにならないです。
東大卒でも京大卒でも同じです。実際にあんなに難しい受験英語が解けていても、簡単な英語の基礎ができない、発音できない、話せない、言葉のニュアンスを無視して使う、という東大卒、京大卒の方を何人も見てきました。なぜでしょうか。やはり本当の意味で語学を学べていないと、受験時につめこんだ文法などが頭の中ではただの記号になっているので実際の生きた場面で出てこないのだと思います。
わたしはロボットではありません
③ アドバイスをうけたくないひと
自分で辞書や参考書を読めば理解できると思っているひと。ネイティブスピーカーや自分よりできる人に素直に聞くことができないひと。このような人は残念ながら、相当な遠回りを自ら選んでいる人です。
Google翻訳などの翻訳技術は素晴らしく進化していますが、まだ不自然な点があるとしたらAI技術では拾いきれない意味の違い、ニュアンスの違い、使用できる場面の微妙な違い、その場の空気、などがまだあるからかなと思います。しかしAI翻訳は学びの姿勢そのものの技術ですから、間違いなく成長をして更にすばらしいテクノロジーになるでしょうね。
テクノロジーが進化する一方で、人間も進化したいですよね。単純にアドバイスをもらうことが嫌な人、人を頼るのが嫌な人、質問することで自分の弱みを見せたくない人、というのは、潜在意識のなかで「英語なんてできるようにならなくていい」と思っている人なのかもしれません。
ほんとうに英語を話したいですか
④ 恥ずかしがるひと
恥ずかしがっていてはいけないとよく言いますが、その通りです。私もできれば静かにして体力温存しておきたいタイプですが、英語に関しては恥ずかしがらずに大きな声を出し、はっきり話さなければ伝わりません。
日本人の英語の弱点で上位にあがるのは(個人的ランキングです。笑)「恥ずかしがること」だと思います。
恥ずかしい → 声が小さい → 聞こえない → 聞き返される → 伝わらなかったんだ!とショックを受ける → 自信がなくなる という自滅型ネガティブループです。
今日からやめましょう
⑤ 完璧主義のひと
完璧ってうらやましい響きです。でもいつになったら完璧になるのですか。語学は終わりがないです。英語のネイティブだって常に新しい単語に出会ったり、知らない単語に出会っています。英語は特に語彙(ボキャブラリー)豊富な言語ですし、使われている国によっても地域によってもバリエーションが半端なく多い言葉です。完璧なんて絶対無理です。そもそも何をもって完璧なのかもわかりません。
「完璧に文法を理解できてから英語を話す」「自分はまだまだなのでもう少し上達してから本番に」と思っているひと、これも潜在意識で「私は英語で話したくない」と思っているのと同じだと思います。ちょっとアドラー心理学の「トラウマなど存在しない、何かをやらないための理由にしているのだ」的な考えですが、似ていると思います。
言い訳不要、とにかくはじめよう!
⑥ プライドの方向がちがうひと
これが一番のさまたげになるかなと思います。
プライドには良いプライドもありますし、悪いプライドもあります。悪いプライド、行き過ぎたプライドはあなたの成長を妨げてしまうだけで、せっかくの能力を抑え込んでしまいますので注意が必要です。英語でミスをしてプライドが傷つくと思う人がいたら、それは本当に意味のないことです。
英語で間違ったことを言う、間違った単語を使う、などで恥をかいたとします。それはかなり印象深く心に残ります。印象深く残ったことは一生忘れません。つまり同じミスはしなくなります。ミスはむしろ喜ぶべきことです!
「間違いをおそれない」「そもそも失敗は成功のもと」「恥をかいても平気」「誰もそこまで自分のことを見てない」「誰もあなたのことネイティブだと思っていない」
間違いをすればするほど英語は伸びる!
まとめ
英語は受験勉強ではない。勉強ですらない。もしそうなら、日本国民みんなとっくに英語が喋れるようになっています。最低3年、長くて10年以上教育機関で英語を学んでいる日本人の大多数が英語ができないということが証明しています。(英語をしゃべれない先生が教えているケースが多いというのもありますが)
英語は言語、言語は文化、文化はそこに住んでいる人が作るもの。だれでも学べるもの。英語でいえば、Learn English です。Study だけでは習得できないと思います。Learn には様々なことが含まれます。文化、感情、習慣、等々。
英語を学ぶときはリラックスして、やわらか頭で、気軽に、プライドを捨てて、元気に、素直に、学んでみませんか。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。