勇気を出して聞き直そう 英語と名乗っている色々なことば 英語の方言も発音も表現もバリエーション多すぎ

「英語は話せるけれど、どうも相手の言っていることが聞き取れない」

たくさんある理由のひとつに、相手の発音、アクセント、表現などが独特。というか標準的な英語ではないことがあります。

英語は、ひとくくりに「英語」と呼ばれてしまいますが、実際のところは話されている国によって違いは思いのほか大きいと思います。相当な上級者であっても、あるいはネイティブの方であってもやはり壁があるようです。

 

相手の発音、アクセント、表現などが独特

イギリス英語とアメリカ英語の違いなどはよく知られてはいますが、この二か国に限らず本当にバリエーション豊かで、発音もアクセントも、あるいは表現自体の使い方など本当に異なるようです。知り合いのアメリカ人の方が最近イギリスに引っ越したのですが、相手の言っていることをかなり注意深く聞いていないといけないと言っていました。単語の音というよりは、前後の文脈などに注意して、どういう意味でその単語が使われているか注意しているとのことでした。ネイティブであってもそんな苦労があるとは、と思いますよね。

 

ビッグファミリー「英語」

私たち日本人から見れば英語ネイティブの方はほぼ同じククリで見てしまいがちですが、実に英語は様々だと思います。イングランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、スコットランド、インド、南アフリカ、シンガポール、等々。。。それぞれの英語はかなりバリエーション豊かです。この事実は広く知られていることではありますが、実際に会話となるとそれぞれの方の額に「私は〇〇人です」と書いてあるわけでもなく、また、どこの国の方かがわかっている場合でも、その国の英語の発音や言い回しにどのような特徴があるのかまですべて把握しておくことは難しいです。

 

変なたとえですが

  • アメリカ英語 → 標準語(仮に)
  • イギリス英語 → 京都弁
  • オーストラリア英語 → 茨城弁
  • ニュージーランド英語 → 栃木弁
  • スコットランド英語 → 津軽弁
  • アイルランド英語 → 大阪弁
  • インド英語 → 名古屋弁
  • 南アフリカ英語 → 鹿児島弁
  • シンガポール英語 → 沖縄弁

これは、今まで私が接したこれらの英語の音やアクセントのイメージをもとに、ぱっと考えたものなので、もっとよく考えれば違う方言を当てはめるかもしれませんが、とにかくただのイメージです。日本語の方言で考えただけでも、日本人にとってハードルがあると思います。異なる場所の言葉がわかりにくいのはあたりまえなんですよね。

 

わからなくてあたりまえ

日本人が英語での会話中わからないことにぶつかった時、躊躇して質問できない場面は本当に多いと感じますが、わからなくて当たり前だということを頭において、どんどん質問しましょう。黙って聞いている他のネイティブスピーカーだって、実はわかってなかった、ということも十分あり得るのです。前後の文脈や話の流れでわかっていただけで、全部きちんと聞こえて、聞き取れて、理解できているとは限りません。こういうことは日本人同士の会話でもありますよね。ですから勇気をもって、今のところよくわかりませんでした、と質問してみましょう。空気なんて読まなくてOKですから。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA