英語の壁がさがった 英字新聞のタイトル かつての難しさにさようなら
英字新聞をスラスラ読めたらなぁ
少し前までは、英語で新聞記事が読めるようになることを英語上達のめやすにする方も多かったと思います。そして、「さあ、はりきって読んでみよう!」と思ったけれど、いきなりタイトルからつまづいた。タイトルがよくわからない。タイトルがわからないなら本文もわからないか、、、とあきらめた、ということも多かったと思います。
英語での記事タイトルには特殊なルールがある
私も初めて英字新聞にチャレンジしようと思ったとき、なんだかタイトルからして意味がぼんやりして、よくわからないなと思いました。そしてタイトルがわからないことで意外とやる気をなくして自分にがっかりしていたことを覚えています。タイトルは長文でもないのに、、、と。その後、タイトルには特殊なルールがあるとイギリス人の先生から教えてもらったときには、ほっとしました。
オンラインニュースで壁が低くなった
かつてはタイトルや見出しでつまづきがちでしたが、今の時代は新聞もオンラインで読むことが増えましたので、文字制限も少なく、だれもが読みやすい普通の文章で書かれたタイトルが増えたと思います。もしかしたら昔ながらの紙の新聞などのタイトル付けルールは陳腐化しているかもしれませんし、変化の途中なのかもしれません。いずれにしても、英語へのハードルが下がったもののひとつかもしれないですね。とはいえ、今も存在していますし見出しに利用されていますので、私が教えてもらったルールを少しシェアします。
昔ながらの新聞記事タイトルの主なルール
ほとんどの場合
- 完全な文章ではない
- 名詞の組み合わせで構成されている
- 動詞や冠詞は省略される
- 時制は現在形
- 受動態は助動詞なしで表現
- ドラマチックな、あるいはひと目を引く単語を使いがち
たとえば
- More Refugees Arrive (不完全な文章)
- Travel Agents Pay Cut (名詞だけ)
- Prime Minister Resigns (現在形)
- Man Killed in Demonstration (助動詞なし)
見出しゲーム
上記のようなルールを知っていると、新聞記事タイトルを読むのがちょっと楽しくなります。独特の世界ですので、ゲームのような感覚で、伝統的な新聞記事タイトルを眺めてみてください。慣れてきたら自分でタイトルを考えるのも面白いです。頭の体操にもなるかもしれないです。
すべてが New Normal
インターネットのおかげで新聞記事の見出しに限らず、様々なことがより簡素に、よりわかりやすく、という方向にシフトしていっているように思います。良い傾向ですし大歓迎です。また、好きなニュース記事や文章を好きなだけ、好きな言語で読むことができるようになりました。英語学習にかかるコストは激減し、学習機会は激増しました。リスニングも好きなだけできますよね。一方で選択肢がありすぎて混乱してしまうかもしれません。必要なものだけを選択して集中することがうまくできたらいいなあと思います。全く新しいかたちの英語学習スタイルは何なのでしょうか。どんな方法で学ぶのがよいのでしょうか。英語学習のNew Normalを考えていきたいですね。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。