英語リスニングの伸ばし方 リスニングは何種類も組み合わせると効果的 リスニング10種
リスニングの高め方
リスニングとひとことで言っても色々ありますが、バラエティ豊かにしておくことが大事です。英語は母国語ではないですから、とにかく何でも聞けるようになるのは大変です。ある1種類の教材だけを聞いてい向上させるのも良いのですが、ある特定の教材に慣れすぎてしまうと応用がききにくいです。私がおすすめするのは、目的の異なるリスニング方法を選ぶことです。下記に紹介したいと思いますが、疲れるので一度に全部やらないほうがいいです。その日の気分でどれかひとつを選べばいいと思います。
おすすめ!リスニングのパッケージ10
- 耳慣らしのための聞き流しリスニング
- 理解を高めるしっかりリスニング
- スピードに慣れるための高速リスニング
- 一般単語を増やすための短いエピソードリスニング
- 特定分野の単語を増やすためのリスニング
- 英語以外の外国語リスニング
- リテンション(短期記憶)を高めるためのリスニング
- 色々ななまりに慣れるためのリスニング
- 長文リスニング
- 英語圏の音楽をリスニング
一日にあれこれ聞かないでいいと思います。本当に疲れますから。その日の気分とやる気にあわせて選びましょう。
10種のリスニングタイプを解説します
1. 耳慣らしのための聞き流しリスニング
- どんな英語音声でもいいです
- 何かをしながら流しておきます(料理中、通勤中、掃除中、など)
- 30分以上あったほうがよいです
- 聴いた後、頭に何も残っていなくても全く気にしなくていいです
2. 理解を高めるしっかりリスニング
- BBC、CNNなどのニュースが短くてちょうどよい
- NHKなどの英語版も(話題が身近なので)最初はわかりやすい
- 2-3分の話題ひとつでオッケー
- どんな内容かよく考えながら聞く
- わかるまで何度か聞いてみる
- わからない単語の音が聞き取れたら辞書で調べてみる
- 完璧にする必要なし
3. スピードになれるための高速リスニング:耳のスパルタ教育
- YouTubeやPodcastなど再生速度を調整できるものなら何でも可
- 1.5倍から2.0倍速で聞いてみる
- 内容がわからなくてもオッケー
- ひとつひとつの単語の音を聞き取れるか、だけに集中する
4. 一般単語を増やすための短いエピソードリスニング
- 短いエピソードを選ぶ
- 単語に注意してきいてみる
- わからない単語は調べるようにする
5. 特定分野の単語を増やすためのリスニング
- ポッドキャストなのでマニアックな話題を選択(自分の興味ある分野がよい)
- 新しい単語の発見がある
6. 英語以外の外国語リスニング:耳の可動域を広げる
- YouTube, Podcast, なんでもよいが、英語圏以外の言語を聞く
- 英語にない音がたくさん含まれていることに気づける
- より多くの音への認識が高まり、音が聞き取りやすくなる(耳の可動域と勝手に命名)
- 英語が楽に聞こえてくる
7. リテンション(短期記憶)を高めるためのリスニング
- 短いニュース、エピソードを聞く
- 聞いた後すぐに頭の中でどんな話題だったかを要約してみる
- 単語もすべて聞き取れているのに、何を話していたかわからないということが起こりがち
- しっかり意味をとらえるために聞く、という訓練になる
8. 色々ななまりに慣れるためのリスニング
- さまざまな英語圏のニュースや番組を聞いてみる
- アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インド、南アフリカ等々
- 発音の違い、アクセントの違いに慣れておく
- よく使う表現までわかるようになるとかなり通
9. 長文リスニング
- Podcastなどで1話1時間くらいあるようなエピソードやドキュメンタリーを聞いてみる
- 長いので難しいが、英語に対する集中力を鍛えることができる
- すべて意味がわからなくても気にしない
- 頭の中で訳そうとしたり、内容をまとめたりしようとしないでよい
- 聞こえてくるものを聞こえてくる順番で理解していく訓練
10. 英語圏の音楽を聴く
- 楽しんでください!
まとめ
リスニングは英語学習の中でも、いちばん時短ができない項目だと思います。そして、実践において一番ドキドキ、ハラハラするものかもしれませんね。慣れるのが一番だとはよく言いますが、時間がかかります。1と9と10以外は短時間(5-10分間)でいいと思います。気分に合わせて様々なリスニングを組み合わせておくと少し近道を通れると思います。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。