アクセント命!じつは発音より大事!欠点をカバーしてくれる存在!

アクセントのたいせつさ

英語のスピーキングを学ぶとき、つい発音に気持ちがいってしまいがちですが、実はアクセントが一番たいせつです。発音がどんなに上手でもアクセントが間違っていると全然通じないんですよ。

上級者になっても、うっかりアクセントを間違って発音するとその単語のところだけ通じないので、相手に ”???” という顔をされます。それで「あ、今の単語のアクセント間違ってたんだな」と気が付くこともあります。

アクセントは Stress ストレスとも言いますが、単語の中でどこを強く発音するかという部分ですね。意外と軽視されているように思います。

 

アクセントのとらえ方

英語ネイティブの方は、単語をアクセントと発音のセットで無意識にインプットしています。例えば、オンラインミーティングなどで少しくらい音質が悪くて聞こえなくても、アクセントが正しいとだいたい理解しています。もちろん、文脈から想像できる部分も含まれていますが、もしアクセントが間違っていたら通じないでしょう。

日本語は方言や地域によって単語のアクセント(音の上下)が異なります。話を聞いていれば文脈で確かにわかりますが、初めて会った方が地方のなまりがあると、最初はとまどったり一瞬わからないことがありますよね。でも、問題なく理解できますよね。日本語でのアクセントの違いは想定の範囲内なのです。日本語はアクセントを気にしないでいい言語ともいえます。

アクセントの違いは日本語では通じますが、英語では思っている以上に通じません。「ちょっとくらいアクセントの場所が違っているだけなのに、何で通じないの?」と思うくらい通じません。実はアクセントは命なんですね。

 

強烈なカタカナ英語をあやつるおじさん

比較的年配の方で、ビジネスマンで、海外で成功している、という(おもに)男性のドキュメンタリーやインタビューをテレビなどで目にしたことはありませんか。「私はアメリカで40年間ビジネスをしています」とかいう方のサクセスストーリーは大変興味深いですし、とにかくすごいなあと思います。

しかし、そんな彼らは意外と英語が上手な方ばかりではないのです。英語が上手といっても発音とか、流ちょうにスラスラ話しているか、文法の正確性とか、ボキャブラリーの豊富さ、表現の自然さ、等々さまざまな観点があるので何をもって「上手」といえるかは短時間のインタビューでは判断はできません。とはいえ、あきらかにカタカナ英語で話している方ても、間違いなく通じているんですよね。

思いっきりカタカナ発音で堂々とわたりあっているいる日本人おじさんを見て、「あれで通じるのか、、、」「発音はそんなに気にしなくてもいいのかな、、、」と思いませんか。でも、あの方々のアクセントは完璧なんです。アクセントが正しいんです。だから通じているんです。

 

アクセントにプラスアルファで最強ステージに

カタカナ英語でアクセントが完璧。これに「堂々と」が加わると最強です。日本人はとかく心配性、自信がない、おどおどする、という性質がありますが、英語を話すときは「大きな声で、堂々と」が必要です。

カタカナ英語 + 正しいアクセント + 堂々と + 大きな声で = 通じる英語

私も堂々と話すことは苦手なんですが、これまで目撃してきた「えっ?通じてる?!カタカナ英語おじさん」にはこの法則が100%あてはまります。

 

発音はきれいなほうがいい

ちょっと話が脱線しましたが、私はカタカナ英語をおすすめしているわけではありません。あくまでもアクセントが正しくないと通じないということをお伝えしたいので、発音はきれいな方がもちろんいいです。

カタカナ英語でネイティブの方は理解してくれるかもしれませんが、世界の英語ネイティブではない人たちとも会話を成立させなければいけないのですから、誰にでもわかりやすい正しい発音 + 正しいアクセントをめざしてほしいと思います。

 

まとめ

すらすら、ぺらぺら、滑らかに、文法も正しく話したつもりなのに、相手の反応がいまいち。きょとんとしている。英語の発音がどれだけよくても相手に伝わらない理由。それはほぼほぼアクセントが理由でしょう。そんな場面を何度も目にしてきました。もったいないなあ、と思います。

これからは、脇役感のあるアクセントを主役に抜擢してみませんか。多少の欠点を間違いなくカバーしてくれますよ。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA