I am busy! に気をつけて!こんなところに落とし穴。
無意識に言ってしまいがち、、、今、忙しいんです。は I’m busy?
日本語だとよく、「ああ、すみません。今、ちょっと忙しくて、、、」と言いますよね。私の職場(米企業)でも、これをダイレクトに英語で表現してしまっているのを何度もみてきました。
“I am sorry, but I am busy now.”
ですね。これを聞いているとちょっとだけハラハラします。
あるいは、話をしていて切り上げるときにも、「I am busy だから行かなきゃ」と言ってしまっているシーンも見かけたことがあります。
「私は忙しい。あなたの話しを聞いている時間はない。」というニュアンスです。Sorry と言っているのですが、それでも良い印象ではありません。
英語って難しいですよね。ストレートに言っていいのかと思えば、なんだかそうでもなさそうですし、かといって遠回しに言うとなにも通じない、ということも多々あります。
ほかの言い方をしてみよう
どうしても手が離せなくて、後にしてほしい時はどんな風に言ったらいいのでしょうか。私の職場で外国人が使っているフレーズを思い出してみます。
- “Would you mind giving me 5 minutes? Then I will come back to you. Is that okay?”
- ”Do you think it can wait one hour or so before I have a look at your document?”
私もこんな感じで言われたことがあります。全然悪い気はしませんし、今は忙しいけれど、いつなら大丈夫なのかということがとても分かりやすいなと思います。
話を上手にきりあげよう
私のアメリカ人上司も、オーストラリアの同僚も、話を切り上げるのが上手だなといつも思います。日本人や他のアジア人は比較的切り上げるのに時間がかかるような印象です。どうしても遠慮してしまったり、気を遣いすぎたりするんだと思います。でも、特に職場であればお互い他の予定もありますので、勇気をもってスパッと、でも Busy を使わずに切り上げたいですね。
- I’ve got to go.
- I have to run.
- Well, I think I should let you go now.(あなたを解放してあげなくっちゃね)
- Well, I don’t want to hog you.(あなたを独り占めしちゃいけないよね)
- I have to get going.
- Right, I’d better go now.
- Oh, it is already 10:00, I have another meeting I have to attend. I will talk to you later.(どうしても出なければいけない会議があるから行かなくちゃ)
Another meeting だめなの?
上記に書いたこのフレーズなんですが、私の上司がよく言います。
- Oh, it is already 10:00, I have another meeting I have to attend. I will talk to you later, all right?
日本人の感覚なら、I have another meeting. だけでもいいと感じるのですが、毎回わざわざ another meeting which I have to attend. とか、 I have another document which I have to modify today. とか言ってくれるのです。
確かに、which 以下の説明がないと、「(もっと大切な)他のミーティングがある」「(もっと大事な)書類がある、」というニュアンスがでてしまうようです。私は日本人なので気にならないのですが、何度もこのような会話をしているうちに自分が言う時も気をつけて話さないといけないな、と思うようになりました。
まとめ
I am busy. とか I have another meeting. のような簡単なフレーズにも落とし穴がある。ほかにもいろいろなところに落とし穴があるんだろうな、と思います。英語って面倒くさいな、と思っちゃいますね。でも、ひとつずつ学んで、使って、慣れていけば大丈夫だと信じています。そして、このような落とし穴からはニュアンスをたくさん学べますので、よりいっそう英会話がカラフルになって楽しくなると思います。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。