形容詞にはレベルがある 組み合わせにも相性がある コロケーション
Very good!
goodをvery と組み合わせて、very good! よく使いますよね。では、great や wonderfulはどうですか。何と組み合わせますか。very great とか very wonderful と言いますか?なんだか変ですよね。
great にも wonderful にもすでに veryのような「とても」良いという意味が含まれています。「素晴らしい」のですから。強調したいときは really great! とか absolutely wonderful! を使います。
good にはおいしいという意味もありますよね。very good よりも美味しい場合、delicious を使えます。もっとおいしい場合にはやはり absolutely delicious! と言います。very delicious とは言わないのです。
形容詞のレベル
このようによく使う形容詞にはレベルがあり、組み合わせられる単語があります。こうした形容詞に限らず英語にはよく組み合わせられる単語同士の相性があります。コロケーション Collocation という呼び方もあります。
コロケーションが正しいと、より自然な英語に聞こえます。簡単ではないのですが、単語を覚えるときに合わせて確認できるといいですね。しっかりした辞書の例文やネイティブの人が書いた例文をいくつか参考にすると安心です。コロケーションの辞書もありますが、このような意味が簡単なものは網羅されていないかもしれません。でもとても役に立ちます。
英語は形容詞が豊富
日本語にするとどれも、「とても~」とか「非常に~」とか「本当に~」「超~」くらいになってしまう形容詞も英語のバリエーションは本当に豊かで驚きます。覚えるのも一苦労ではありますが、楽しい一面でもありますね。
good と bad
- good, tasty → delicious , scrumptious, etc.
- good → great, wonderful, awesome, gorgeous, superb, etc.
- bad → awful, terrible, appalling, horrible, dreadful, etc.
good や bad 以外と組み合わせて使いたい very のひとつ上の副詞
- absolutely, totally, completely, fully, perfectly, utterly, entirely, wholly, etc.
組み合わせ
平凡な形容詞には平凡な副詞を、ちょっと派手な形容詞には派手な副詞を組み合わせているという感じでしょうか。和菓子には日本茶、洋菓子にはコーヒー、ワインにはチーズ、日本酒には塩辛、みたいな感じでしょうか。時々アレンジもあるかもしれませんが、組み合わせが突拍子もないと、ネイティブの方が聞いたときに、あれ?とちょっと違和感を感じるのかもしれません。
こうした単語の組み合わせ、コロケーションは外国人学習者にとってはなかなかハードルが高いですが、そこまで気にしていくと少し自然な英語に近づけるように思います。私も日々勉強です。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。