頭から英単語をスッと取り出す方法 せっかく覚えた英単語の使用率を上げよう

英単語をたくさん覚えたのに、会話のときに使う単語はいつも同じメンツ。。。

会話の中で使う単語が同じものばかりで単調になってしまう。。。私の英語って中学生みたい?? こんなふうに思ったことはないでしょうか。

少ない単語を使いまわして何とか伝えることができる。これはある意味すごいですし、英語学習で最初に到達すべき重要なポイントだと思います。ですから、少ない単語でだいたいのコミュニケーションがとれる方はまずはご自分をほめましょう!素晴らしいことです。

しかしそこまで到達すると、もっとカラフルで単語のバリエーションに富んだ、もう一段上の英語を話したいと思うようになりますね。会話中に「ああ、また私この単語/表現使ってる。。。」と気が付きます。でもとっさに出てこないんですよね、単語も表現も。。。

 

単語ストック

さまざまな単語帳を勉強したり、各種英語の検定に向けてこれまで多くの単語を学んできた。テストを受ければ難しい単語も含めて解答できる。ストックはけっこうあるんです。という方は多いかもしれません。

では、そのストックは頭のなかにどうやって収納されていますか。たくさんの引き出しがあって、その中にどうやって入っていますか。ご自身のクローゼット、タンスの引き出しを思い出してください。洗濯物が乾いたらハンガーにかかったまま、とりあえず無造作にクローゼットにかけているでしょうか。あるいは、乾いた洗濯物たちをくしゃくしゃっと、あるいはドサッと引き出しに入れていますか。だとしたら、朝の忙しい時間に身支度を整えるときに一発で必要な服が見つかるでしょうか。

 

整理整頓がいちばん

しっかりとイメージしていただきたいのは、服を一枚一枚ていねいにたたんで、引き出しの中に立てて収納する、あの方法です。引き出しを開けたときに、ひと目で「何色の何?」がわかる状態です。積み重ね方式はNGです。立てて、というのが重要です。きれいに揃って見えるように、服をたたむときには、身ごろ、右袖、左袖、裾などをていねいにたたみましょう。ひと目で何がどこにあるかパッとわかりますよね。たたんで → しまう これ鉄板でございます。

 

英単語のおすすめ収納方法

英単語も表現も、整理整頓が大事です。頭の中なのにどうやって???と思うかもしれませんが、英語の引き出しを整理整頓するには、単語に関するいくつかのポイントを服をたたむように、ていねいに調べてほしいのです。一度に全部覚えられなくていいと思います。最初はめんどうに感じると思いますが、この作業を続けていくと意外と早くきれいにたたむことができるようになります。たたんでから頭の引き出しに立てて収納しましょう。

 

英単語をキレイにたたむポイント7つ

  1. 音とイントネーションを理解しているか、発音ができるか(リスニング&発音)
  2. 日本語で何に相当する単語か(おおよその意味)
  3. 英英辞典に何と書いてあるか(正しいニュアンス、使い方)
  4. 例文がすぐに浮かぶか(理解)
  5. ポジティブな単語か、ネガティブな単語か(単語のあたえる印象)
  6. カジュアルな単語かおカタイ単語か(TPO)
  7. どんな単語と組み合わされて使われるか(コロケーション)

1~4は必須です。この4つがわかってから収納すれば、比較的かんたんに頭から取り出せるようになります。5~7は、わかっていると上級者になれます。誤解を減らしてより自然な英語を話せるようになるために役立ちます。

逆に2しか確認していないうちに引き出しに放り込んでおくと、結局とりだせないことが多いです。もちろん単純な名詞(靴下とか改札口とか)なら2だけでも問題ありません。

 

Non-断捨離 単語コレクションは無限大

断捨離をする人も多いこのごろですが、単語のコレクションは多くても困りません。超コンパクトに頭の中に入りますから。どんな方法も合う合わないがあるとは思いますが、一つ一つの単語をていねいに扱って、やさしくたたみ、きれいに引き出しにしまい、いつでも第一線で活躍できるように整理整頓してみませんか。引き出しが増えてきたらお好きなカテゴリー別に分けてもいいでしょう。楽しくなってくると、英語以外の引き出しを作ることも簡単になってきますよ。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。

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