英語の発音 間違っていても通じる? 正しい発音をめざそう 実は偉大な発音記号
英語の発音 どこまでこだわるべきか
英語の発音は難しい。長年やっていてもネイティブと区別がつかないほどにはならない、、、と思っている方がいる一方、カタカナ英語でも通じている人もいますね。じゃあ、あまり気にしなくていいかな? 初級中級のうちはまだそれでもいいと思います。でもやはり正しいほうがいい。
なぜなら、ネイティブスピーカーの方々は下手な発音もそれなりに理解してくれますが、これからの世の中(というかすでに)グローバル化は定着してきていて様々な場面で、ネイティブスピーカー以外の外国人も多くかかわることが激増しました。
他人のふり見て・・・
こんな意見をときどき耳にします。「さっきの会議、ネイティブの人達の英語はわかったけど、〇〇人の英語がわからなかった。なまっていて困っちゃうね。」私はこういうセリフを聞くと、「それはないよ~(涙)」と思ってしまいます。なぜなら、その〇〇人の方々からしても、「日本人の英語は本当にわかりにくい。」と思っているに違いないからです。
やはりコツコツ発音向上をめざしましょう!
がっかりして膝から崩れ落ちる残念な発音
いまだに、Team をチーム、と発音したり、Laundry をランドリーと発音する人がいます。どちらも日本語になっていますので日本語で話す時はもちろんかまいません。(逆に日本語で話しているときに正しい英語発音をされるとちょっとひきますよね。)英語での会話中にチーム、とかランドリーという発音をするのは、Disneyland をデズニーランドと言っているのと同じくらいのことだと思ったほうがいいです。(さすがに、デズニーランドと言う日本人はいないですが、極端な例として)とにかく全然通じないです。
まずは音で確認
今はスマホなどのデバイスを使えば英単語の発音はすぐに聞くことができますので、まずはできるだけ音を聞いて確認することをおススメします。
じつは便利な発明:発音記号
意識しないだけでみなさん無意識にわかっているはずですが、アルファベットの読み方、A,B,C… というのはあくまでも一つ一つの文字の名前であって、発音と100%同じものではないのです。
日本人は発音記号を気にしていない方が多いと思います。こんな便利は発明はありません。ぜひ、発音記号にも少しずつ慣れていって下さい。発音記号から発音の法則が少し見えてきます。この字とこの字がつながるとこの音(発音記号)になるんだ!と気が付くものもあるでしょう。
英語の Team は【 tí:m 】Laundry は【lɔ́:ndri】という発音記号があります。カタカナでの発音表記には限界がありますが、ティーム、ロォーンドリ、に近い発音となります。
コツコツ続ける
そして、長期的な発音スキルの向上テクニックとして、発音記号を合わせて確認することをおススメします。最初はちょっと面倒に感じると思いますが、これをコツコツ続けると、発音に対する理解がぐんと深まると思います。長期的といっても、半年もやればわかるようになります。
私は高校生の時、単語を書いて覚えるとき必ず発音記号も書くように当時の先生にすすめられました。最初は本当に面倒だと思ったのですが、だんだん発音記号の偉大さがわかるようになり、そのうち辞書を見なくても自分で発音記号が書けるようになりました。わかると発音もできるようになります。
国際化の中で最低限のマナーになるかも・・・
パーフェクトでなくてもいい、ネイティブと同じになれなくていい、でも最低限の発音は意識してほしいと思います。様々な国の人達が日常的に交流したり仕事をしたりする世の中で、最低限、相手にスムーズに伝わる発音レベルはこれからの必須項目になるかもしれません。
やはり、聞いている方から見ても、相手が一生懸命話しているのに何を言っているのかわからない、となると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。そうすると自然と交流を敬遠していくかもしれません。悪気はなくても気まずい雰囲気を避けたいがために、よほどのメリットがないかぎりはビジネスでも二軍、三軍のパートナー扱いになってしまう可能性もあります。
やはり英語は言語。話してなんぼ。スムーズな会話、気持ちの良い交流のためにも発音はたいせつですね。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。