浮気すると英語はうまくなる？！　オススメします。

浮気すると英語はうまくなるか？

最初に言っておきますと、ここで言う「浮気」は英語以外の言語を学ぶという意味です。がっかりした方はすみません。

ではさっそく、私なりの答えを言いますと、「なります！」　です。

ひとつめの効果　発音がよくなる

特にうまくなるのは発音です。以前もこのブログで書いたのですが、日本語で育って日本語を発してきた口の筋肉は日本語用にしか発達していませんから、英語などの他の言語を話すには筋トレが必須です。

以前、おにぎりではなくバゲットを食べたり、普段から英語で口癖をつくるとか、変な筋トレ方法はご紹介してきましたが、口の筋肉の筋トレはスラスラ発音に効果があります。

インドネシア語とか比較的発音がシンプルなものは別として、多くの言語は（日本人にとって）英語より複雑な音があります。まったくどうやって発音していいかわからないような言語もありますよね。ギリシャ語とか。そこまで難しい言語にチャレンジする必要はないのですが、手を出しやすい外国語をやってみると「英語の発音シンプル～！」と感じることができます。

たまにフランス語を勉強した方が、フランス語なまりの英語になっちゃうことがありますね。あれはフランス語もかなり上手になった証とも言えますが、一過性の症状ですので（笑）心配不要です。とにかく、しばらく英語以外の言語をやったあと、英語を発音してみて下さい。必ず一歩二歩、上手になっているはずです。

ふたつめの効果　リスニングがよくなる

ひとつめの効果にもつながるのですが、日本人の耳は日本語用センサー内蔵ですが、外国語センサーはオプションになっています。

外国語センサーはたくさんの種類の音に接すれば接するほど効果を発揮します。このスイッチを入れてくれる簡単な方法として英語以外の言語にも触れてみることが挙げられます。

がっつり勉強しないとしても、YouTube や BS などで各国のニュースをぼんやり眺める＝耳に聞き慣れない音を入れる、ことは非常に効果的だと思っています。効果をはかる直接的な方法はないのですが、目に見えない下準備のような感じの効果があると確信しています。

私は高校生のころ毎日のように、BS News でイギリスBBC、アメリカABC, ドイツZDF, フランスF２、ロシア（局名は忘れてしまいました）、中国CCTVなどを見ていました。もちろん、意味はわからなかったですが、いろんな種類の音を音楽として耳に入れていました。このおかげか、新しい発音、新しい音の習得はとても早いと思います。方言やなまりについても比較的早く特徴をつかんで音をマネすることができるようになりました。

みっつめの効果　英文法がすきになる

フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、など男性名詞、女性名詞、中性名詞、などがある言語をかじってみて下さい。ほんとうに英文法に感謝したくなりますよ。「ああ、英文法、あなたはなんて簡単なの！！」と。

上記のような言語では、動詞の活用もかなり複雑です。フランス語でいえば、動詞は複雑な活用をするのに読むときは同じ音だったりすることも多々あります。話したときの音のおしゃれさ、書いたときのカッコよさ、にこだわっているように私は思います。（完全に個人的見解）

また、文章は長ければ長いほど良いとされていたりします。（そろそろ変化するかな）レミゼラブルに一つの文章が823語で書かれた箇所があるのは有名です。。。こうして異なる文化も伝わります。これは脱線でした。

聞くところによればロシア語は固有名詞さえも変化するらしいですから、やっぱり英文法ってシンプルでありがたい存在ですね。英語はだれもが理解できて簡単に、かつ比較的正確に物事を伝えられる言語です。

よっつめの効果　やる気がでる

フランス語もドイツ語も、もちろんそこに住むならとっても重要。話せると話せないとでは生活が全く変わります。でも世界のどのくらいの国で使えるか、ビジネスで使えるか、と考えるとちょっと残念です。ビジネスでは今は完全に英語ですよね。テンション下がります。

某フランスの有名企業で働いていた友人も、上司と直接雑談する時はフランス語。盛り上がるし仲良くなれるけれど、実際の業務は英語しか使わないと言っていました。私が働いていたフランス企業は少人数組織だったので、毎日フランス語ばかりでしたが、かなり珍しいケースと言えるでしょう。私が勤務していたスイス企業も基本は英語、スイスのドイツ語圏に本社がある会社でしたので、たまにドイツ語という感じでした。

少し矛盾しますが、フランス語やドイツ語ができることで、そうした国籍の企業に就職しようとしたとき、わずかに有利という事実はあります。中国語の場合はかなり有利です。

とはいえ、英語をやることですごく選択の幅が広がりますね。日本企業に限らず外資系も視野にいれて就職先を検討できますし、サラリーマンでなくても英語ができることで広がる世界は大きいです。やっぱり英語は最強！と言えます。

まとめ

浮気して他言語・多言語を学習してみると、

英語は他の言語に比べて以下のような利点があることを実感できます。

• 文法がシンプル
• 意味が正確に伝わりやすい（あいまいさが少ない）
• 音がマネしやすい
• どこでも使える

加えて、他の言語を学習することで

• 口の筋トレができて発音がよくなる
• 耳（リスニング）がよくなる

どうでしょうか。英語以外にもちょっと浮気して見ませんか。よい気分転換にもなりますよ。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。