VERY を減らして VERY GOOD な表現にしませんか
かわいそうな VERY
かわいそうですが、very はネイティブの方々からとても低い評価を受けています。「意味のない単語」「弱い単語」「たいくつな単語」「聞き飽きた単語」と思われています。
私たち外国人にとって very は必須アイテムなんですが、確かに very と言ってばかりでは、もの足りないと思う時もありますね。ときどき、”I am very very very ~.” と言っている人もいらっしゃいますが、気持ちはよくわかります。
どうしたら very を使わないで強い気持ちや状況を表現できるでしょうか。
パワフル形容詞
very の後にくるのは通常形容詞ですが、もともと very =すごく〇〇 という意味を含んでいる形容詞がたくさん存在します。こうした「すごく〇〇」という意味をもつパワー形容詞を使うと very をつけなくても十分に強さが伝わります。
よく使う基本的な形容詞のパワーアップ版を1つずつでも覚えておくと非常に便利です。また、パワー形容詞を使うとネイティブの方々にも「あれ、英語ちょっとできるね!」と思ってもらえるかもしれません。
今日はよく使う形容詞20個のパワー形容詞をご紹介します。
とりあえず覚えると便利な20単語
- tired → exhausted
- funny → hilarious (確か、、、Justin Bieber さんがPPAPにコメントした時、この単語を使っていたように記憶しています)
- surprised → flabbergasted
- angry → furious
- scared → petrified
- sad → devastated(被災した方へのインタビューでは必ずこの単語が出てきます)
- hungry → starving
- cold → freezing
- slow → sluggish (slug はナメクジのことです)
- short → brief
- big → enormous
- small → tiny
- smart → brilliant
- sure → certain
- happy → overjoyed
- dirty → filthy
- clean → spotless
- rich → wealthy
- bad → horrible
- good → exceptional
いくつも候補がある単語もあるのですが、最初の一歩としてそれぞれの単語に一つだけ選んでみました。ご自分でも類義語辞典などで調べて好きな単語を見つけるのも楽しいと思います。ただ、類義語辞典を使うときは必ず英英辞典や英語圏のニュース記事などから検索して、使い方やニュアンスを確認することをおすすめします。
注意点 ~テンションをあわせる~
パワー形容詞にはもともと very の意味が含まれていますので、このパワー形容詞の前に very を付けないようにしてください。せっかくのパワー形容詞がちょっと残念な感じになってしまいます。
頭痛が痛いとか、温かいお湯とか、そんな感じになってしまうので、パワー形容詞を使うときにはパワー形容詞に見合った強めの単語をつかって強調しましょう。テンション高めの単語にはテンション高めの単語を組み合わせましょう。
- Absolutely
- Incredibly
- Totally
- Particularly
- Completely
- Quite
- Awfully
まとめ
英語を学び始めたときからいつも一緒の Very には申し訳ないですが、できるだけ早く距離を置いて、英語のレベルアップをしたいですね。
今回は very ですが、very に代わる単語を探す作業で英語の性格がもっと見えるようになると思います。英語脳に近づく作業だと感じます。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。