好きですよ! like も favoriteも be fond of も 使ってみよう!
好きですよ
好きは Like 、イイね!も Like ですよね。
いつも I like it.を使っていますか。もちろん I like it. はポジティブでいい言葉だと思います。「好きです」「いいですね」など幅広く使えます。すごく素敵なものや、素晴らしいアイデアに出会ったら、I love it!「それ大好きです!」「すっごく良いアイデアだね!」という風にも使えるでしょう。
I like it. は定番ですし安定感抜群。間違えて使うこともほぼないと思います。ただ、ときどき I like it. を使っていて飽きることはないですか。あるいは、確かに好きなんだけど、ちょっと違うニュアンスで伝えたい時はありませんか。
〇〇をするのが好きなんです
例えば、「私は昔からずっと通っている本屋さんがあって、そこが好きなんです。」と言う場合にどのように表現しますか。
- There is a book store which I go very often for a long time. I really like the place!
- There is my favorite book store in my neighborhood. It’s been quite long since I started going there regularly.
- There is a book store which I am really fond of. It’s been ages since I went there for the first time.
どのように言ってもいいと思いますが、異なった雰囲気があると思います。
Like
Like に説明はあまりいらないと思います。好きという意味ですので、ある程度の継続性が単語そのものに含まれています。基本的には現在形で使用しますし、好みを表しますので短時間で終わるものではなく、ing はつきません。ただ、くだけた表現などで ing が使われることは最近とても多いです。
例えば、散歩の途中で犬が松ぼっくりを拾ってくわえたまま離さない状態を見て、ネイティブの友人にこのように言われました。
- Oh, he is liking it!
正しい文法としては Liking は「好み」という名詞です。「好き」という 動詞の like を現在進行形にするのは文法上はできないですね。とはいえ、実際の生活では
- How are you liking the new workplace?
というセリフも聞かれます。正しい正しくないは別として、言葉は生きているので素直に受け入れることが大切だと思います。無理して使わなくてもいいとは思いますが、わかるようにしておきたいですね。(はじまりは某ハンバーガー屋さんのキャッチコピーだと思います。とても印象的でした。)
favorite
favorite は文字通り「好きな」「お気に入り」という単語で使いやすいと思います。私の勤める米企業で観察している限り、実際はそこまで大好きでなくても、”That is my favorite.” とか、一度しか話したことがなくても “He is my favorite peer.” などと気軽に使っている印象があります。いいね!に近い感覚のときもあります。
favorite には得意という意味もあります。
- Let me sing that song. That’s my favorite!
カラオケで「その歌を歌わせて!お気に入りなの!→ 得意なの!」という感じですね。実際に上手かどうかはわかりませんが。。。
be fond of
一方で、be fond of も ~が好き、という意味ですが、「長期間にわたってやっていること」という意味もありますので、favorite に比べると本当に好きな時とか、ちょっと詳しい時に使われる印象があります。もし “I am fond of cooking.” と言ったら、相手は「料理について詳しいんだろうな」と思われる確率が少し高まります。
- I like cooking. 料理が好きです。料理すること自体好きですよ。
- I am fond of cooking. 料理が好きです。料理は(ある程度の歴がある)ずっとしています。料理好き人間です。
be fond of は
- having a liking for or love of someone or something
- doing something a lot
という意味があります。ですので、年に1度しかお料理をしないのに I am fond of cooking. とだけ言うと誤解されるかもしれません。
NBC10フィラデルフィアのニュースの見出しにこんな一文がありました。be fond of の使われ方を見てください。単に、”He wouldn’t want to do that. “と言うのとは違うニュアンスがでて面白いと思います。
- There is nothing wrong with a head coach who delegates those responsibilities but Mr. X wouldn’t be fond of doing that.
- 一般的にヘッドコーチがタスクを(部下などに)任せることは全く問題のないことだが、Mr. Xにとっては、任せるというのは(好きでない→)面白くないだろう。
まとめ
Like も、favoriteも、be fond of もそんなに難しくないと思います。ちょっと注意して、ネイティブの方々がいつどれを使っているか気にしてみると、自分でも使いやすくなると思います。
- You might not believe it, but I am quite fond of sweeping up leaves around my house.
- 信じられないかもしれないけど、私、家の周りの落ち葉を掃き掃除するのが好きなんですよ。
これは本当の話です。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。