ただほど高いものはない!TNSTAAFL って何?

「ただほど高いものはない」

と小さい頃から親に言われませんでしたか。時代が変わってもやはりこれは不変の真理ですね。いつまでも詐欺はなくなりませんし、お金がかかわらなくても、仕事などのやりとりやかけ引きでも「ただほど高いものはないなあ」と感じることは誰にでもあるのではないでしょうか。

英語圏でも同じです。きっとどの国にもあることわざ(的な表現)だと思いますが、とりあえず英語では何というのか見てみましょう。日本語よりはちょっと味のある言い方かな、と思います。

 

TNSTAAFL

There is no such thing as a free lunch.

無料ランチみたいなものは無い → ただより高いものはない、の意味です。ランチを使うんですね。ディナーではないところがミソかもしれないですね。

TNSTAAFL:ネットやメールなどではこのように省略されることもあるようです。

There is no such thing as a free lunch. もし日本人が省略してと頼まれたら、きっと TNSTAFL になるでしょう。a free lunch の a も含まれるところが non-native にはできない感じしますね。

ということで、There is no such thing as a free lunch. は日本語で言う「ただより高いものはない」と言うことわざ的な表現として使えますが、以下に同じパターンで(ことわざではなく)普通に使える文章例をシェアします。

 

 

その他の場面で。。。

There is no such thing + ~ は色々な場面で使えます。

「〇〇なんてものはないんだよ」「〇〇なんて存在しないよ」「そもそも〇〇なんてないよ。」

という意味です。

例えば

  • There is no such thing as a perfect person. 完璧な人なんていないよ。
  • There is no such thing as an ideal school. 理想的な学校なんてないよ。
  • There is no such thing as a ghost. お化けなんていないよ。

ニュース記事でも本当によく見かけます。

  • On World Women’s Day: There is no such thing as a ‘non-working’ woman 世界女性デーに際して「無職の女性なんてひとは存在しない」
  • There is no such thing as digital marketing. デジタルマーケティングなんてものはない。
  • There is (almost) no such thing as bad weather: How to dress warmly for winter fun. 悪天候なんてものは(ほぼ)ないんだ、冬を楽しむためにどんな服装をするかだよ。

  • There is No Such Thing as ‘No Risk’ in Our Coronavirus World. コロナ禍で「リスクなし」なんてことはない。

 

まとめ

ことわざ的に使う「ただより高いものはない」にしても、「そもそも〇〇なんてないよ」という表現にしても、(ほぼ)万国共通のセリフなんですね。外国語を通じて外国の人々の感じ方もわかることは語学をするうえでの醍醐味でもありますね。もっと色々な表現に出会えるといいなと思います。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA