英語教材 たった一つ選ぶなら何?  英語と文化はセットメニュー

世の中には英語教材があふれています

教材がたくさんあります。迷います。あれも、これも、面白そうなものも多いし、役立ちそうなものも多い。どれが最低限なのかどう選んでよいのか混乱します。書店に行ってみたけれど結局なにも買わずに帰ってきた。そんな経験はないですか。私も正直そうです。英語に限らないのですが、選択肢が多すぎると選べないのは普通のことのようですが、買いたいのに買えない、始めたいのに始められないというのはストレスです。英語の場合おすすめは一つです。

 

それはNHKのラジオ語学教材

あまりテンション上がらないかもしれませんね。しかもラジオって。。。(笑) でも、やっぱり総合的にみるとこれほど完成された素晴らしい教材はないと思っています。

英語でのコミュニケーションに問題なく、さらに強化して上を目指したい人ならば、目についた特定の切り口での教材をあれこれ試してみるのはとても良いと思います。でも、まだ自分の英語レベルが初歩の段階で基礎ができていないとか、英語が苦手だとか、まだ全然しゃべれない、これから英語を勉強する、何十年ぶりに英語にチャレンジする、ということなら英語学習のコアとなる大きな柱があるほうが長い目で見ると断然有利です。

 

NHK教材が優れている理由

NHKのラジオ語学講座の教材が優れていると思う理由は色々ありますが、一番最後に挙げた、「外国人として適度な丁寧さを保てる」という点は一番気に入っています。

  • 一流の先生方
  • レベルに合わせた内容
  • 文法に間違いがない
  • 新しい単語、ちょっとした言葉のトレンドも紹介される
  • 音声も聞ける、スマホアプリで聴ける
  • 一日あたりで学ぶ単語の数、文章の量がちょうどよい
  • 発音が標準的、かつ時々イギリス英語なども入っている
  • レベルに合わせて上手に講座のステップアップができる
  • お手頃な価格(費用対効果が高い)
  • 自分のペースでできる
  • 外国人として適度な丁寧さを保てる(どこに行っても恥ずかしくない話し方)

 

外国人として適度な丁寧さを保てる(どこに行っても恥ずかしくない話し方)とは? 文化はセットでついてくる!

これはどういう意味でしょうか。語学を学習すると、当たり前なのですがその言葉が話されている国の文化が言葉とセットでもれなくついてきます。文化が反映したものが言葉になります。ですから、英語と言っても、アメリカでのみ英語を学んだ方とイギリスでのみ英語を学んだ方の「文化」が違います。

単純に言い回しが異なるとか、発音が異なる、単語が異なる、ではなく、国民性からくる他人との距離感がちがってきます。仲の良い人外国人(この場合、主にイギリスを含むヨーロッパ系)から聞くコメントとして、

  • 日本人は普段とても丁寧なのに、英語になるととたんにワイルド/カジュアル/なれなれしい、感じになる

このようなコメントを引き出してしまう人は、カジュアルなアメリカ英語を習ったケースが多いです。それが悪いわけではありません。逆に友達同士で話すときにあまりにも丁寧すぎる話し方をする必要もありません。アメリカ人からみればイギリス人の英語は堅苦しすぎるでしょう。

大事なのはどちらが良い悪いではなく、(できれば)英語を外国語として話す外国人として双方どちらにも偏らず、最低限の丁寧さを保ったニュートラルなコミュニケーションをとることだと思います。

上級者になれば、どちらも使い分けたりできるようになりますが、学習過程ではちょうどいい真ん中を進みたいものです。そのうえで、どちらにも極端に傾いていないNHKは最適だと思います。

 

NHKラジオ語学番組

あなたが中学生でも、高校生でも、大学生でも、社会人でも、これらの講座を順番にやっていくと必ず英語ができるようになります。スピーキングは練習の場が必要ですが、まんべんなく、かつ適度な英語スタイルを学べます。

  • 基礎英語1
  • 基礎英語2
  • 基礎英語3
  • ラジオ英会話
  • 入門ビジネス英語
  • 実践ビジネス英語
  • 英会話タイムトライアル など

 

講座の選び方

それぞれテキストを手に取ってみて、「簡単すぎるな」と思うものはやらなくていいです。「ちょっとだけ難しいかな」と思う講座から始めてみて下さい。70%くらい余裕でわかるけど、30%はちょっとわからない、くらいが個人的には続きやすいと思います。(基礎英語1は、最初の最初ですのでこのめやすには当てはまらないですが、量も少ないので問題なく進められます)

前のレベルに戻ったり、先のレベルに進んだりは自分のペースでいいと思います。基礎英語3を始めたから、何が何でも1年間続けなければ、などと思わないでいいです。気楽に!でもコツコツです。

 

まとめ

英語学習のシンボルツリー。マンションの敷地にある一番目立つ木。公園の真ん中にある大きな木。近所で散歩するときに通るお気に入りの木。小学校にあった大きな木。

NHK教材は私のオススメではありますが、ご自身で中心とできる教材があると世界が広げやすいです。あちらこちらに目を奪われると気持ちも落ち着きませんし、不安にもなりやすいです。何かコアになるものから焦らずやっていきましょう。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。

 

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