語学は筋トレ 発音改善 ~食パンもいいけどバゲットも~ 英語の発音がうまくなるコツ

自分の英語の発音について、こんなことを感じたことはないでしょうか

「文法や単語は勉強すればそれなりに知識が増える、リスニングはとにかくたくさん聞くと上達する、スピーキングは場数を踏むことである程度慣れるけれど、英語をしゃべっているときに発音にまで正直気が回らない、なかなか日本人的な発音から卒業できない、自分の発音はネイティブとはかけ離れてすぎている、等々。。。もっときれいな発音がしてみたい!でも何をしていいのかわからない。」

私もそうでした

私もこのように感じていた時期がありました。自分では発音はまあまあできるようになったと思ったころに、後で録音を聞いてみたらすごい日本人的な発音でショックを受けたこともあります。カタカナ英語まではいかないまでも、自分が思い描いていた発音とはかけ離れていました。ある程度のスピードで話せるようになっていたので、なおさらモドカシクまた残念に思いました。やはり帰国子女でないと発音の壁は越えられないのかな、、、(涙)と。

でもそんなことはないんです!

普段は日本の柔らかくておいしい食パンやあんぱんを食べていて、たまにおしゃれなカフェで本格的なバゲットを味わったあとアゴが疲れちゃった経験ありませんか。翌日アゴが筋肉痛っ。。。それです!日本語は食パン、英語はバゲットだとイメージしてください。つまり、英語を話すための筋肉が鍛えられていないんです。当然です。ずっと日本で和食と日本語用の筋肉で育ってきたんですから。口の筋肉はいつも同じような場所、同じような強さばかりで使っています。普段の食生活によっても、そして話している言語によって使う筋肉が異なると思われます。

ではどうしたらいいでしょうか?

答えは筋トレです

「長い翼のようなものを口にくわえて頬の筋肉を鍛えるあの美容グッズですか?」とか「法令線を目だたなくするための変顔トレーニングですか?」とか思われますか。もちろんそれもいいのかもしれません。。。では「やはり毎日の音読でしょうか?」毎日の音読ができれば素晴らしいですね。ただ、毎日のように声に出して英語を読む練習をしている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。実際、ハードルは高いと思います。しかもちゃんとした英文を音読すると、口の筋肉よりも文章そのものとか、言い回しとか、読むスピードやリズムなどに気がとられてしまいがちです。しかも、家には家族もいてちょっと恥ずかしい、電車だと変な人に思われるし。。。なかなか続かないかもしれません。

かんたんにできる筋トレ方法

私のおすすめは、、、これも結局は変な人に思われる確率は高いので自己責任でお願いしたいのですが、日々の生活で”Oh My God!”とか”Really?”とか”Great!”とか短いセリフを取り入れることです。ただし、できるだけ上手に正しい音を再現することを意識してください。何度も繰り返していると口の筋肉の可動範囲が広がります。例えば”Oh”ならオーではなく、ちゃんと口を縦に大きく開けて、しっかりしっかり閉じるところまでを”超”意識してオウ【発音記号ならOU】としっかりと発音して下さい。たくさんの種類の単語を使う必要はありません。また長い文章や難しい単語でないほうが効果的です。ご自身のお気に入りの単語でもかまいませんので、周りの方々にうっとうしがられない程度でやってみて下さい。独り言のとき限定というのも悪くないです。あくまでも口の筋肉を柔らかくして、様々な発音に対応しやすい土台を作るためです。

効果はきっとある

日本語はあまり口を動かさなくて発音できてしまう言語ですから、上記のような練習で口を柔らかくしてみてください。特に口を丸めたり、口を横に思いっきり引っ張ったりする動作は効果が高いです。ひとつふたつの動きをするだけでもOKです。続けていると音から音への連続がスムーズになってきます。スムーズになると他の細かい音の違いなどに耳をすませたりする余裕が出てきます。やわらかマウスを手に入れてきれいな発音への一歩を踏み出してみてください。

もう一つ私が効果を実感した口の筋トレ方法がありますが、別の機会にご紹介したいと思います。

少しでもみなさんのお役に立てれば本当にうれしいです。

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