現在完了形をいつ使うのか 超かんたんな判断方法 これひとつでまずはOK
現在完了形と聞くだけで ”もやっ” とした気分になる
そんな方いませんか。たぶん多いと思います。英語学習を始めて、最初は面白いのに現在完了形という言葉が出てくるころに段々いやになってくるという人もかなりいるでしょう。
私も最初、現在完了形という言葉自体が意味がわかりませんでした。すでに起こったことについて表現するときの過去形でない時制！？ 私は何がポイントなのか全然理解できていませんでした。しかし、イギリスに留学した時わずか10分ほどの説明をうけただけで、スッキリ爽快、Crystal Clear、目からウロコ、に納得しました。その10分でうけた説明をシェアしたいと思います。なぜ日本の先生はこうやって説明してくれないんだろう？と思ったのを覚えています。
実はかんたん 現在完了形を使うときの判断方法
結論。まず判断するのは一つだけ。すでに発生したことについて表現する際、「いつ」の動作かはっきり言いたいときは過去形、「いつ」がわからない/「いつ」をわざわざ言わなくていいときは現在完了形です。
こちらは現在完了形
- 「映画を観たよ」 → I have watched a movie.
- 「映画館に行ってきたよ」→ I have been to the cinema.
- 「インドに行ったよ/行ったことがあるよ」→ I’ve been to India.
こちらは過去形
- 「昨日映画を観たよ」→ I watched a movie yesterday.
- 「先週映画館に行ったよ」→ I went to the cinema last week.
- 「若い頃インドに行きました」→ I went to India when I was young.
現在完了形はざっくりした話
先ほどの例文に続きを作ってみます。
- 「映画を観たよ」 → I have watched a movie. → ”Oh, have you? When did you go?” 「へえ、そうなの。いつ行ったの？」
- 「映画館に行ってきたよ」→ I have been to the cinema. → ”That’s nice! Who did you go with? What did you watch?” 「それはいいね。誰と行ったの？何を観たの？」
- 「インドに行ったことがあります」→ I‘ve been to India. → “Wow! When did you go and why did you go? What did you do there?” 「すごい。いつ行きましたか？なぜ行ったんですか？何をしたんですか？」
というように、現在完了形ではざっくりしたことを話します。そのあと続く会話で過去形を使って状況を特定していきます。
ざっくりで十分な会話
日常の会話では、「いつ」というのが重要でないことも多いですよね。例えば、
- I’ve already washed my clothes. もう自分の服は洗った
- He has gone. (He’s gone.) 彼はもう行っちゃった（もうここにはいない）
- They’ve been there. 彼らはそこは行ったことあります
すべて現在完了でオッケーです。
今日のこと、はどちらでも
どんな文法にも例外があります。今日、起こったことについて話す時はどちらでも使えます。
「いつ」がはっきりしていますが、自分の気持ち的に、完全に終わったことと思って話すときなら過去形、今日はまだ続いているのだからまだ終わってない、と思えば現在完了で大丈夫です。
- I have studied English today. 今日英語の勉強をしました。（いつのことかが特定されているが、今日はまだ終わっていないという気持ちがある）
- I studied English today. 今日、英語の勉強をしました。（今日のことだけれど、勉強したという行為は過去ととらえている場合）
- I studied English this morning. (今は午後になっている。過去の明確なことを過去形で伝えている）
まとめ
現在完了形はさまざまな場面で使われます。微妙な場面もありますが、まずは「いつ」を言わない時、と覚えておけばいいと思います。過去完了等についてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。
- 「いつ」かが明確 → 過去形
- 「いつ」をはっきり伝えないとき → 現在完了形
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。
