Of course! を使うときの注意点 「もちろん」という日本語に引きずられすぎないで! 

Of course! もちろんだよ!

こんなセリフはできれば頻繁に使ってよい気分になりたいものですね。でも、Of course! の日本語である「もちろん!」という訳だけが頭にあると、うっかり不本意な印象を与えてしまうことがあるので注意しましょう。

 

間違った印象をあたえるシチュエーション

“Can I ask if you have already made an appointment with Dr. O’Connell?”

「オコネル先生とのアポイントは取れましたか。」

“Of course!”

→ この of course ですが、日本語としては「もちろん」でも間違いではないのですが、ニュアンスとしては「当たり前だよ、なんで聞くの?まだアポイント取ってないとでも思ったの?」という感じがあります。

瞬時に相手が怒ってしまうほどの印象を与えるわけではないのですが、「当然だよ!」という感じですので、無意識にちょっとした圧をかけてしまいます。

ここではシンプルに、” Yes, actually I have. Sorry, I should have told you earlier.” 「そうなんですよ、アポイントは取りました。すみません、もっと早くお伝えしておけばよかったですね。」が穏やかです。

 

いつ使うとよいか

では、of course はどんな時に使うのがよいのでしょうか。「当たり前だよ、当然だよ」という訳に置き換えても変でないかを考えると、わかりやすいと思います。日本語でこれらのセリフをいつ使うか考えるとスムーズかもしれません。

  1. “Can I borrow your pen for a second?” ペンをちょっと借りてもいいですか?
  2. “I am sorry to interrupt, but can I ask a question?” 話をさえぎってすみませんが、質問してもいいですか。
  3. “Would you mind opening the window? 窓を開けてもらえますか?

上記への返事にはすべて Of course! を使ってよいです。むしろ、使ったほうが感じがいいです。

  1. ” Of course, you can use my pen whenever you like!” もちろんですよ!いつでも使って下さい!
  2. “Of course, you can! I am happy to answer!” 勿論です。喜んで質問に答えますよ!
  3. “Of course, I don’t. Anytime!” もちろん構いませんよ。いつでも!

上の3つは「当然だよ」「当たり前だよ」というニュアンスで使ってもOKですよね。相手への許可や、相手からのお願いに対して応じるときは、of course を安心して使えますね。

 

まとめ

Of course には「当たり前だよ!」「当然だよ!」という意味がありますので、「もちろん」という訳だけにとらわれすぎないようにしましょう。問題にはならないまでも、ちょっと上から目線のような印象を与えますね。日本語でも同じかなと思います。

このような、表面上は問題にならないけれど長期的に少しずつ感じの悪い印象を与えてしまう英語の使い方というのは Of course に限らず存在します。単語の使い方であったり、表現方法だったりします。なかなか辞書にも書いてありませんし、字面だけでは理解しにくいものもあります。

私は英語でのコミュニケーションをたくさん積んで気が付いたことが多いですが、気が付くまで(たぶん)誤解されながら使っていたわけですので(汗)。。。正しいニュアンスを理解してよけいな誤解をされないようにしたいですね。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。

 

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