英語らしい英語を使うために これをすると英語らしくなる
英語らしい英語をつくるヒント
結論から言いますと、動詞です。動詞を使うことを意識するとかなり英語らしくなります。動詞を意識することで、全体が「ぼんやり」から→「はっきり」になるからだと思います。
英語ははっきりした言語、そして日本語はぼんやりした言語だと思います。英語は動詞をたくさん使って誰が何をということを明確にする、日本語は名詞を使って、全体を描写して誰が何をというのをやんわりさせる傾向にあるからではないかと常々思っています。
動詞の英語、名詞の日本語
英語は動詞の言語、日本語は名詞の言語だと思うので、キャッチコピーをつけてみました。(センスはないかも)
- 英語は「なんでも明確、動きを重視!」躍動言語
- 日本語は「波風たてない、落着き重視!」静寂言語
日→英、英→日 訳す時のコツ
翻訳をする際にスムーズな訳をつくるポイントの一つとして、下記を頭においています。そうすると自然になることが多いです。もちろん、すべてにおいて例外はあります。
- 日→英の場合、日本語で名詞で表現されているところを英語では動詞で表現する
- 英→日の場合は、英語で動詞が使われているところを日本語では名詞で表現する
名詞のイメージから離れてみよう
日本語は名詞が多いと思います。日本語で文章を考えるとき、名詞+する、という形がたくさん登場します。実際、名詞に「する」を付けさえすれば何でも動詞にできますよね。ググる、とか。名詞や、名詞+する、のもつ静かな描写から、動きのある表現に変えてみることをちょっとだけ意識して見てください。
- 「営業中」 → (We are) Open (営業って英語でなんと言うかな?中は?と考えると訳しにくいですね。)誰が、どのような状態か、を単語に引きずられずに考えてみましょう。
- 「今日はこの件について熱心な議論が続きましたね」 → 熱心なは英語で?議論?が continued かな?色々考えがちです。→ 誰が、何を、どうのように、いつ、行ったか、を考えると → We have been discussing this topic really passionately today.
- この新しいツールはあなたの味方になります → 味方って英語で何だろう?supporter?? → This new tool will be very useful. → I am sure you’ll find this new tool very useful.
もっと色々な言い方もできると思いますが、できるだけ動詞に任せることが自然な英語への道だと思います。
いいね
例えば、「いいね」
日本語だと「いいね」は “あるものが、良い、状態にあること” を表現しています。直訳すれば It is good. 的な感じだと思いますが、実はぼんやりしている表現です。誰がいいのか、誰が好んでいるのか、などはわかりません。
英語だと「いいね」は皆さんご存じのとおり、” I like it!” です。私はそれが好きです。ということです。もちろん、That’s great! とも訳せますが、それは素晴らしい、とはっきりしています。
まとめ
もっとよい例文があれば別の機会でまたシェアしたいと思います。とりあえずは英語は動詞、ということを気にかけて英文を作るといいと思います。発想の転換というか、ゲームやパズルのような感じで同じ意味を伝えられる動詞を考えてみましょう。英語のリスニングの際にも、以前よりも動詞を意識できるようになると思います。
少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。