英語中級者がいっきに上級者になれる最強教材 英英辞典

英語の中級者がぐんと上級者に近づく方法

結論から言いますと、英英辞典だと思います。

中級者になるとある程度の単語力があり、とはいえわからない単語も多い。文法はだいたい理解していて、特別に難しい文章でなければわかる、という感じだと思います。

ここから一気に勢いをつけて、英語での文章がすらすら口から出てくるようにするためにとても役に立つのが英英辞典です。

 

なぜ英英辞典がいいのか

英英辞典で英単語を調べると英和辞典で調べるときより時間がかかるかもしれません。でもメリットはたくさんあります。最初は読むのに苦労するかもしれません。でも続けると必ず、あなたが思うよりも早く、すんなり読めるようになります。とにかくオススメですので、利点を以下にご紹介します。

私が中級者のころはコリンズのコウビルド英英辞典(for learners)を使っていましたが、あるていど一般的な学習者向けの英英辞典ならどれでもいいかなと思います。私自身も英英辞典を使い始めてから、急にスピーキングが伸びたのを覚えています。英英辞典にある文章はシンプルかつ正確な文章で、すぐに使えるものが多かったと思います。

 

単語のニュアンスにバイアスがかからない

英英辞典で調べると単語の意味そのものも英語で説明されていますので、単語のニュアンスがよりつかみやすくなります。英和辞典の場合、日本語表記のニュアンスや印象に引きずられて元々の英単語のニュアンスがわかりにくくなってしまうことがあります。

単純な単語(例えば、車とか動物とか)以外なら、「英語にぴったり合った日本語訳は存在しない」くらいに思って学習したほうが必ず後になって役に立ちますので、できるかぎり日本語訳を横に置いておいて、まずは英語での説明を読むといいと思います。

英語での説明があまりわからなかったら、ちょっとだけ英和辞典をのぞいても問題ありません。でもオススメは、英和辞典をのぞいた後に、もう一度英英辞典を読んでみましょう。きっと理解できますよ。

 

いつの間にか文法がわかるようになる

辞書の単語説明は当然ながら非常に簡潔に、正確に表現されています。そして、英文法的も間違いなく正しいです。英語の文法も自然と身につくことになります。

学習者用だから簡単に書かれているんだな、と思われるかもしれません。でも実は、おとな同士の会話でもそのくらいの文法しか使わないです。実際の英会話で複雑な文法が使われることはあまりないですし、できるだけシンプルに短くわかりやすく話すことが好まれます。そういう意味でも英英辞典にのっている英文は安心してお手本にできると思います。

 

ボキャブラリーが増える

英英辞典の説明文や例文の中によくに出てくる単語が必ずあります。でるから、よく使われる単語を合わせて覚えることもできます。最初に調べた単語よりも、説明文で出てきた単語のほうが印象に残ったり、いつのまにか覚えてしまった、ということは何度もありました。お得です。

例文が自然

英和辞典にも例文は出ていますが、英英辞典にある例文はより自然です。こんな時に使うんだな、ということがわかります。もちろん、超一流の先生方が書かれているので間違いはないと信じていますが、それでも私が had better で冷や汗をかいた経験があるように、日本語でしかも文章だけで伝えることは完璧にはいきません。(以下に過去の投稿をシェアします)

辞書の日本語には注意が必要 -had better- 英語を正しく使うコツ

まとめ

上級者になれば、インターネットで生きた英文を読んで日々の英語力向上や、英語力の維持ができます。そこにたどり着くあと一歩にいらっしゃる皆さんなら、ぜひ英英辞典を活用して、「英語がスラスラでてくるようになった!」「言いたいことが言えるようになった!」感じを体験してほしいと思います。

英英辞典では、文法、単語、自然な使い方、の3つが学べます。調べる単語の数が増えれば増えるほど、頭のなかでパズルが完成していきます。そして、「あれ、じつは英語ってシンプルだな」と思えるようになると思います。

少しでも皆さんのお役に立てれば本当にうれしいです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA